太陽光発電Q&A


1. 本当に余った電気を売ることができるの?
晴天時の日中は使用量を上回る発電量が得られますので、余った電気を契約の電力会社に買い取ってもらえます。
※現在、住宅用太陽光発電システムは電力会社と系統連系契約の制度があり、余った電気は、電力会社の買取り単価で買い取ってもらえます。
2. 発電効率に季節や地域差はある?
真夏よりは太陽電池モジュールの表面温度が低い5月頃の方が発電量は多くなります。気温差や日照時間も発電に大きく影響するため、地域によって発電量が異なります。
3. パネル設置の方角や角度によって発電効率は変わる?
南向きを100%とすると東・西向きは80〜85%、北向きで50%以下。角度は方位や地域差がありますが、大阪・南向きで約20〜30度が基本です。
※北向きの設置は発電効率が少なく、隣家への光害の影響が予測されますので、設置はおすすめできません。
4. 変換効率って何を表しているの?
太陽の光エネルギーから電気エネルギーに変換したときの割合のことです。この値が高いほど、効率よく発電していることになります。
5. 設置費用はどれくらい?
親子4人暮らしの家の標準的な例ですが、
4kWのシステムは2,000,000円前後です。
自治体により金額が異なりますが、補助金制度が利用でき、負担を軽減できます。
6. 初期費用の元はとれるの?
初期費用が高くても、HITシリーズのように発電量の多い太陽光発電システムなら、余剰電力を多く売れるので、その分早く回収できます。
7. 太陽電池モジュールの寿命はどれぐらい?
一般的に平均して20年以上です。ただし、パワーコンディショナなどの周辺電装品は約10年で交換が必要です。
※設置場所、設置条件により異なります。
8. 雹(ひょう)や地震に耐えられる?
太陽電池モジュールのガラスはJIS規格強度※1適合品で、雹が降っても大丈夫。また重量も「野地ぴたFタイプ」は化粧スレート瓦より軽く、屋根置き型でも和瓦の約1/5〜1/3程度ですので屋根にかかる負担が軽減できます。
※1. 高さ1mから227gの鋼球を落としてこれに耐えること。
9. 寒い地域でも設置できる?
太陽光が受けられる場所であれば設置できます。ただし、積雪※2などで太陽電池モジュールに太陽光が入射しなくなると発電量は低下します。
※2. 積雪量などによって設置できない地域があります。
10. 発電した電気を金額で表すには?
発電した電気は、優先的に家庭内で消費します。消費せず余った電気は、電力会社へ売電します。つまり、金額で表すには、下記のA+Bとなります。
消費した電力量×買電単価=A
売電した電力量×売電単価=B
11. 太陽光発電促進付加金って何?
2011年4月にスタート。電力の買収に要した費用を「太陽光発電促進付加金」とし、月々の電気料金の一部として、すべてのお客様にご負担いただくものです。金額は電気のご使用量に応じて算出されます。
■電気料金の計算方法(従量制供給の場合)
12. 曇り、雨、雪の日は発電しない?
少ないながらも発電します。ただし曇りの日は晴天の1/3〜1/10、雨の日は1/5〜1/20ほどの発電量に。雪の日は太陽電池モジュールに雪が積もった場合はほどんど発電は期待できません。
■月別発電量の推移(4kWシステム、大阪の場合)
13. 「電圧上昇抑制」って?
商用電源の電圧が設定値(電力会社による指定地が設定)を超えた場合、電圧上昇を抑制するために、発電電力量を抑えなければなりません。そのとき、パワーコンディショナの「抑制ランプ」が点灯(点滅)し、発電電力が本来より少なくなります。
商用電源の電圧が正常にもどれば「抑制ランプ」は消えますが、2、3日続くようでしたら、電力会社への調査依頼が必要になりますのでお買い上げの販売店にご連絡ください。